FA WOMEN’S SUPER LEAGUE, NOVEMBER 8 2020
トゥーン(83)
イングランド代表として活躍(130キャップ)し、引退後は指導者に転じたケイシー・ストーニー。今回は、2020-21シーズンの『FAウイメンズ・スーパーリーグ』においてストーニー率いるマンチェスター・ユナイテッドがアーセナルを撃破した試合を彼女自身が解説する。戦略や戦術に関する考察は実に興味深い。
分析ゲームは、トップリーグであるFAウイメンズ・スーパーリーグにマンチェスター・Uが参入して2シーズン目のこと。15回の最多優勝を誇り、女子サッカー界の強豪と目されるアーセナル(ジョー・モンテムーロ監督)からもぎ取った白星は若いチームに飛躍のきっかけを与えるものとなった。
アーセナル攻略のポイントはスター・ストライカー、ビビアン・ミデマーに活躍の余地を与えないこと、そして相手のビルドアップにプレッシャーを与え、ポゼッション時にはサイドで数的優位をつくり出すことだった。その戦略を遂行するために練り上げたプランはいかなるものだったのか?
なお、ストーニーは現在、女子ワールドカップを2度制覇したジル・エリス(元米国代表)が社長を務めるサンディエゴ・ウェーブFC(ナショナル・ウイメンズ・サッカー・リーグ=米国)で監督を務めている。